20041016

Ari Marcopoulosさん写真展

スイスのニーブス・ブックスから写真集(zine 8)を出しているフォトグラファーのアリさんの写真展に行ってました。(代々木上原のNo. 12 ギャラリーで11月3日まで)
アリさんはサンフランシスコ郊外ソノマ在住で、オランダ出身です。メールで写真展の案内をいただいて、何回かメールのやりとりをしました。オープニングには家族といっしょに来日しますというので、ぜひお会いしましょう、と話していました。ニーブスで「竹姫物語」を出したミヤギユカリさんなど何人かに声をかけて、レセプションに行くことにしていたのですが、オープニングの10月9日は、観測史上1位とか2位とかの台風到来。それも天気図を見ると、照準を合わせたようにレセプションの夕方6時には関東上陸、とか。けっきょくこの日は、最寄りの駅までも行くことができず欠席。

その翌々日に、ギャラリーのディレクターの方が声をかけてくれて、アリさんとギャラリーで会うことができました。アリさんの写真の被写体にもなっている息子さん二人(12才と8才)、奥さん、親戚の娘さんもいっしょで、ギャラリーの方もまじえて楽しいときを過ごしました。アリさんから(英語化されている)日本の現代小説家でおすすめは?と聞かれて、山田詠美、多和田葉子、高橋源一郎などを紹介。12ギャラリーは、スケートボーダー風の若い男の子たちが次々に遊びにくるような、ちょっと面白いテイストのギャラリー。まだ今年のはじめにオープンしたばかりだそうです。

10月10日(日)の夜はX-girlのHappy 10th Birthday! パーティへ。ミヤギユカリさんがエキジビッターとして新作を発表していました。(東京・代官山UNICE. UNIT) 「シカ星」制作トリオ(ミヤギさん、洋子さん、わたし)が久々に顔合わせ。ここでもライブペインティングがあって、女性のぺインターが踊りながら絵を描いていました。さすがX-girl、若い女の子、男の子で会場はいっぱいのぎゅうぎゅう。大きなケーキもドンとテーブルにあって、ケーキカットでは盛り上がっていました。わたしはこの日、入り口で10年ぶりくらいの友人にばったり。beikoku ongakuという音楽誌をやっている人です。

まもなく葉っぱのサイトを更新する予定ですが、イギリス出身のAlexis Jonesさんという素晴らしい翻訳者の方からメールをいただき、二つ日本語の詩を英語に訳していただきました。山尾三省「夜明けのカフェオーレ」、田中千鳥「雨」の二つです。原典の許可が取れ次第、掲載しようと思っています。

「森の位相/Into The Wood」の大竹英洋さんが、東京・学芸大のバロック喫茶平均律で、写真展『ノースウッズの12の物語』を開いています。11月3日(祝・水)まで。2005年のカレンダー『ノースウッズの12の物語』の発売記念の写真展で、カレンダーに使われている写真やテキストを展示しているそうです。

その大竹さんの新作プロジェクトが、葉っぱの坑夫で進行中。12月中旬を発売予定に、いま制作の山場をむかえています。今度の作品は、フォトムービー(CD-ROM) とチャップブックを組み合わせたパッケージで出版。タイトルは「森ノ星/The Sphere of Woods」の予定です。来年1月には発売を記念した展示も予定しています。詳細はまた追って書きます。